米マクドナルドの集団食中毒、感染者75人に 22人が入院
[25日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は25日、 米マクドナルドの店舗で腸管出血性大腸菌O157の集団感染が発生した問題で、感染者が75人に増加したと発表した。 情報が明らかになっている61人中22人が入院。うち2人は腎不全を引き起こす恐れのある深刻な溶血性尿毒症症候群を発症しているという。 米疾病対策センター(CDC)は22日、マクドナルドのハンバーガー「クォーターパウンダー」による食中毒で、西部・中西部10州の計49人が体調不良を訴え、うち1人が死亡したと発表していた。 FDAなどによると、クォーターパウンダーに使用された細切りのタマネギが原因だった公算が大きい。 マクドナルドは全米1万4000店のうち約2割でクォーターパウンダーをメニューから外したほか、タマネギを供給していたテイラー・ファームズはコロラド州の施設で生産された黄タマネギの一部についてリコール(自主回収)を開始した。 CDCは、これらの措置が取られたため公衆のリスクは非常に低いという認識を示した。