【マリーゴールド】桜井麻衣 涙のシングル王座初戴冠「マリーゴールドに来た決断を正解にしたい」
女子プロレス「マリーゴールド」の桜井麻衣(34)が3日、プロレス人生初のシングル王座を手にした。 【写真】UNベルトを手に、笑顔が弾ける桜井麻衣 この日の大田区総合体育館大会で、ユナイテッド・ナショナル(UN)王者の青野未来(34)に挑戦。桜井にとって青野は、2020年2月11日のアクトレスガールズ新木場大会で行われた自身のデビュー戦で胸を借りた先輩だ。 序盤から2人は場外へ戦場を移し、一進一退の攻防を展開。桜井が雪崩式ブレーンバスターを炸裂させると、王者も雪崩式スタイルズクラッシュを発射して応戦する。 20分過ぎ、桜井が走り込みフランケンシュタイナーを決めるも、青野に強烈なラリアートをくらいピンチを迎えた。だが、スタイルズクラッシュをカウント1で返し、観客席を驚愕させる。最後は桜井がSTFで絞り上げ、ギブアップ勝ちを奪った。 青野とのデビュー戦後21年7月にアクトレスを離れスターダムに移籍。ジュリア率いるドンナ・デル・モンド(DDM)の一員として活躍し、23年5月にジュリア、テクラとのトリオでアーティスト王座を獲得したのが初のタイトル獲得だった。24年3月にスターダムを退団し、5月のマリーゴールド旗揚げメンバーに加わった。 試合後、マイクを持った桜井は「UNチャンピオンに輝きました! 私はここに来たこと、その決断が本当に正しかったのか悩む時期がすごく多かったです。だから、その決断を正解にしたい。その強い原動力があって、ここまでやってこれました!」と絶叫した。 そして青野に向かって「あなたがいたから、今もずっとプロレスを続けています。またここで出会えた縁を大切にしていきたいし、これからもバッチバッチの戦いをしていきたいです。ありがとうございました」と座礼をし合った。 さらにV1戦の相手に野崎渚を逆指名。「旗揚げでも勝てなくて、ツインスターも負けて、野崎渚から1回も勝ったことがない。だから指名します」と呼び出すと野崎も受諾。19日の東京・後楽園ホール大会での王座戦が決定的になった。
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