シャビ2世とも言われた男の復活劇 セリエAで92.1%のパス成功率を残すゲームメイカーへの注目
所属元のユヴェントスで再び輝く可能性も
一時はシャビ・エルナンデス2世なんて期待もありながら、バルセロナ、ユヴェントス、リヴァプールで苦戦を強いられたブラジル人MFアルトゥール・メロ。 今季はユヴェントスから同じセリエAのフィオレンティーナへレンタル移籍していたのだが、そこで復活の兆しを見せた。お得意のパス能力は健在で、今季はセリエA33試合に出場して92.1%のパス成功率を記録。2ゴール3アシストと攻撃面でも一定の結果は残した。 スペイン『SPORT』も「最高のアルトゥールが戻ってきたと見て間違いない」と今季のパフォーマンスを絶賛しており、来季の行き先に注目している。 フィオレンティーナに残る選択肢もゼロではないが、現時点でフィオレンティーナがアルトゥールを完全移籍での獲得へ切り替えるかは分かっていない。金額的な問題もあり、このまま所属元のユヴェントスへ戻ることになるかもしれない。 アルトゥール自身はリヴァプール時代に上手くいかなかったプレミアリーグへの再挑戦にも関心があるようだが、同メディアはユヴェントスに残るのも面白い選択肢と見ている。ユヴェントスでは指揮官マッシミリアーノ・アッレグリが解任されていて、ボローニャで印象的なフットボールを披露したチアゴ・モッタの就任が近いとの話もある。モッタのスタイルならばアルトゥールがフィットする可能性があり、中盤でビルドアップの軸になれるかもしれない。 まだ27歳と中堅世代のアルトゥールはビッグクラブの戦力になれるだろうか。フィオレンティーナで過ごした今季は充実の1年となっている。
構成/ザ・ワールド編集部