福島工高生、一輪車日本一 テクニカルの部、大会で日本初成功の大技披露
福島市の余目一輪車クラブに所属する佐藤歩緒(ふお)さん(福島工高2年)は、全日本一輪車競技大会ソロ演技部門の男女テクニカルの部で優勝した。5度目の出場で悲願の日本一達成に「1位で名前を呼ばれてびっくりした。やっと優勝できて、とてもうれしい」と語った。 大会は11月に静岡県で開かれた。テクニカルの部では、2分半の演技時間の中で技の難易度や正確性などを競った。 佐藤さんは、手でペダルをこぐ「ハンドライド」や片手片足でペダルをこぐ「カトリーナライド」といった日本で初成功となる技を大会で取り入れた。「ハンドライドだけに集中して練習を続ける時期もあった。日本初の技を成功させたことで、優勝につながったと思う」と振り返った。 今後は新しい技にも挑戦しながら、今年2位だった米国で7月に開かれた世界大会の優勝や全日本大会の連覇を目標に掲げた。「新しい技が成功し、新しい乗り方の感覚が身に付くと、楽しくて癖になる」と一輪車の魅力も話した。
福島民友新聞社