ついに慶應経済学部も推薦導入! 大学一般入試の枠が減り続ける今、中学受験に挑む親子の選択が激変!?
こんにちは。3人の子供が中学受験を経験し、現在は家庭教師として働くねねです。 2023年12月、あるニュースが飛びこんできました。 息子2人が医学部に現役合格!「親子関係の良さ」が大学受験の合否を決めると語る理由 慶應大学経済学部が「2025年度以降、学校推薦型選抜(指定校による推薦入試)の導入に伴い、一般選抜の募集人数を減らす」というものでした。 今や私立大学に入学する生徒の半数以上が総合型選抜や推薦入試といわれています。 そんな中にあって、慶應大学の経済学部はこれまで一般選抜のみで、「私文最後の砦」と言われてきました。 推薦での募集人数は30名と、他の学部(商学部200人・理工学部195人・・・)に比べかなり抑えられてはいるものの、このことが、受験生やその親御さんにとって大きな節目となることは間違いなさそうです。
中学校選びに影響はある?今話題の「高大連携」
推薦入試が増え一般選抜が減ることで、中学校選びに影響はあるのでしょうか? 2024年度入試で、前年から志願者を大きく増やした学校に、佼成学園(男子校)・三輪田学園(女子校)・普連土学園(女子校)があげられます。 これらの学校の共通点は、2023年に「高大連携」したことです。(三輪田学園は拡充) 佼成学園は国際基督教大学(ICU)と、三輪田学園は法政大学と、普連土学園は東京女子大学と「高大連携」しています。 「高大連携」とは、高校と大学で連携して学習等を行うこと。 具体的には大学教授による出張講義や模擬講義、大学生と高校生の共同授業などがあります。生徒は、大学入学前に具体的にどんなことを学ぶのか深く理解できますし、大学側には、興味関心をもっている生徒が入学してくれる、というメリットがあります。 また大学によっては推薦入学枠を提供しているケースもあり、先ほどの三輪田学園には、これにより法政大学への30名程度の推薦枠が設けられました。 大学の一般選抜が減少する中で、このように推薦枠が確保されることも多い「高大連携」が、中学校選びに与える影響は今後ますます大きくなっていくと思います。