「デジタル健忘症」に注意!ググった情報は覚えなくていいと脳が判断。デジタル学習の落とし穴
◆デジタル健忘症を避けるための工夫
どうすればデジタル健忘症を避けることができるのでしょうか? まず方法の1つ目としては、なるべく子ども本人には紙の図鑑や辞書を使わせるとよいでしょう。デジタルデバイスに比べると、紙の図鑑や辞書を使うのは時間がかかって面倒に感じてしまう場合もあります。どうすれば面倒くさいではなく、楽しいと感じられるようにするか、工夫ができるとよいですね。 例えば、調べたところに付せんを貼っていき、それがどんどん増えていくのを楽しむといったやり方をしてみるのもおすすめです。 2つ目の方法としては、「調べた内容を覚えておかないとできないこと」をするとよいでしょう。家にある図鑑や辞書にのっていなくてどうしても検索して調べなければいけないとか、動画メディアで解説を見たいという場合などにこのやり方がおすすめです。 例えば、分かったことをノートにまとめるとか、親に説明してもらうとか、あとでクイズをするとかです。 まずはお子さんと一緒に分からないことを調べる習慣をつくり、次に調べたことを忘れていないか確認する習慣をつくってくださいね。
菊池 洋匡(中学受験ガイド)