五輪で11試合→中2日でカナダで初戦、超ハードスケジュールのオジェアリアシムが母国へ<男子テニス>
ナショナル・バンク・オープン
男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は6日、ダブルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場したF・オジェ アリアシム(カナダ)/ A・ガラルノー(カナダ)組は第12シードのM・パーセル(オーストラリア)/ J・トンプソン(オーストラリア)組に0-6, 1-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。オジェ アリアシムは3日にパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)のシングルス3位決定戦を戦っており、中2日、さらにレッドクレーからハードコートにサーフェスが変更されての試合を戦った。 【錦織 圭、シナーらナショナルバンクOP組合せ】 23歳で世界ランク19位のオジェ アリアシムは前週まで行われていたパリオリンピックに単複、そして混合ダブルスに出場。M・ラオニッチ(カナダ)と組んだダブルスでは1回戦で敗れたが、シングルスではM・ギロン(アメリカ)やD・メドベージェフ、C・ルード(ノルウェー)らを下し4強入り。準決勝でC・アルカラス(スペイン)に敗れ3位決定戦に進むと、最後はL・ムセッティ(イタリア)に屈した。それでも、混合ダブルスではG・ダブロウスキ(カナダ)とペアを組み4試合を行い、銅メダルを獲得している。 単複混合を合わせ、1週間で11試合を戦ったオジェ アリアシムは3日のシングルス3位決定戦後に母国カナダのモントリオールへ移動。中2日で6日のダブルス1回戦に登場した。しかし、6時間の時差があることや、体力的な疲労、そしてレッドクレーからハードコートへのサーフェスの変化など、オジェ アリアシムにとっては強行軍となっており、ダブルスではわずか1ゲームしか獲得することができずに敗れた。 オジェ アリアシムはシングルスにもエントリーしており、世界ランク33位のF・コボッリ(イタリア)と1回戦で対戦予定。この試合は現地7日に組まれている。