ホンダの"ドル箱ミニバン"が8年ぶりのフルチェンで注文殺到! 3代目フリードはどこが進化した?
――パワートレインは? 渡辺 直列4気筒1.5リットルのガソリンエンジンと、直列4気筒1.5リットルのe:HEV(ハイブリッド)を用意しています。 ――試乗した率直な感想は? 渡辺 e:HEVはアクセルペダルを踏んだ瞬間から加速が力強く滑らかでノイズも小さい。ガソリンエンジンは先代型と比較して、ノイズが減って静かになり、アクセル操作に対する反応も自然ですね。 ――推しはe:HEV? ガソリンエンジン車? 渡辺 e:HEVは低燃費で動力性能や静粛性も優れています。価格も割安で、ガソリンエンジン車に比べて約35万円の上乗せに抑えました。 購入時に納める税額はe:HEVが約5万円安いので、実質価格差は約30万円になる。レギュラーガソリン価格を1リットル当たり170円で計算すると、約8万㎞走れば燃料代の節約で価格差を取り戻せます! ――推しのグレードは? 渡辺 e:HEVのエアーEXです。ベーシックなe:HEVエアーに、後方の並走車両を検知するブラインドスポットインフォメーション、リアクーラーなど21万円相当の人気装備を加えて、価格アップは18万9200円です。 実はこのe:HEVのエアーEXの販売比率は3代目フリード全体の60%に達しており、予想以上の売れ行きです。販売店に聞くと、「納期は1年弱」との返答がありました。ホンダからは「増産を開始する」という声も出てはいますが、3代目フリードの購入を検討する場合は納期に注意です! ■上半期トップはホンダN-BOX! 7月4日、自販連(日本自動車販売協会連合会)と全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が今年上半期(1~6月)の新車販売ランキングを発表。 それによると、総合トップに輝いたのは、10万680台という圧巻の数字を叩き出したホンダの軽N-BOXだ! しかも、6月の新車販売総合ランキングトップもN-BOXが獲得する無双ぶり。 5月にスズキの軽スペーシアに奪われた王座を見事奪還。下半期も過熱確実の新車販売バトルから目を離すな! 撮影/山本佳吾