この無機質さにグッとくる。1950年代の建築様式を模したスピーカー
音が鳴る建築。 スピーカーは自由度の高いデザインが可能なプロダクトで、世の中にはUFO型やアンモナイト型などユニークなものも多数あります。 【全画像をみる】この無機質さにグッとくる。1950年代の建築様式を模したスピーカー 何かを想起させる形ばかりですが、とある時代の建築様式に影響を受けたのが、スウェーデンのTransparentが作った「Brutalist Speaker」。 1950年代に始まったブルータリズムをお手本にした変わり種です。
音の記念碑
外見は箱と円筒の組み合わせというシンプルさですよね。それはブルータリズムが、ブロックを積み重ねたような無機質さと、コンクリや金属など素材そのままで完成させるスタイルだから。 メーカーが「自宅に置く音の記念碑」と謳うだけあって、もし巨大化したら旧ユーゴスラビア辺りにある巨大モニュメントっぽくなります。 この投稿をInstagramで見る Transparent ™(@transpa.rent)がシェアした投稿
壁に音を反射させると没入感アップ
サイズは590×360×260mmで、12kgの重さ。 6.5インチのウーファーに合わせたボリュームをキープするよう設計されて、3インチのツイーター×2と併せて、壁からの反射で没入感を高めます。 接続はBluetooth 5.2とWi-Fiデュアルバンドを採用しており、コード類がジャマになることはありません。
スピーカーは建築と好相性
簡素なゆえに、流行に左右されないデザインなのは間違いありません。なるほど、建築とスピーカーの親和性って高いんだなと新発見です。 本体の70%は再利用されたアルミ素材で、環境意識も高い1台です。 この投稿をInstagramで見る Transparent ™(@transpa.rent)がシェアした投稿 お値段は3,800ユーロ(約60万円)です。スマホ用アプリでも設定や操作が行なえ、リモコンと日本語のマニュアルも付属します。 Source: Instagram, Transparent via HYPEBEASTReference: Wikipedia (1, 2)
岡本玄介