アプリを消してスーパーに走れ! 今スペインでバズっている「新しい出会い方」とは?
*この記事は、現地発の情報プラットフォーム「WorldVoice(2024年9月1日付)」の投稿を一部編集して転載しています。 【動画】面白半分でスーパーに押し寄せる未成年の子供たち…店内のコンセントを使って髪の毛にアイロンをかける少女たちも 「東京都が独自のマッチングアプリを開発」「こども家庭庁が婚活支援を検討」など、少子化対策として政府が国民の恋愛事情に介入してくる時代になりました。結婚しない、または子供を持たない理由について焦点を当ててみると、出会いの場を提供するだけでは不十分のような気もしますが、日本政府のこのような取り組みは海外でも注目されています。【松尾彩香(スペイン在住ブロガー)】 バルセロナ出身の人気コンテンツクリエイターPol Corminasもこの話題を取り上げた一人。彼のTikTok動画には約450ものコメントがついており、「日本の問題は仕事ばっかりの退屈な人生で社交的な生活が送れないんだよ」「少子化対策なら移民を受け入れればいいじゃないか」と他国から様々な視点からの意見が寄せられていました。 さて、少子化の問題が深刻化しているのはここスペインも同じ。大家族割引を導入したり移民を積極的に受け入れるなどの対策をとっていますが、実は出生率は1.19と日本よりも低いのです。そんなスペインですが、最近SNSで話題になっている出会いの場があるので紹介したいと思います。それはバーでもクラブでもなく、誰もが足を運ぶ意外な場所でした。 <スーパーマーケットで出会う!> 「今すぐマッチングアプリを消してメルカドーナに行きなさい!」そう呼びかけたのはスペイン人舞台女優のビビー・リンさん。メルカドーナとはスペインのどんな街にも1軒はある大手スーパーマーケット。彼女は自身のTikTok で「メルカドーナで出会える」という都市伝説が本当かどうかを確かめるために友達とメルカドーナを訪れている様子を投稿しました。 「Googleでメルカドーナで出会える時間を検索したら19時から20時って出たの!今は19時5分。ちょうど出会える時間だから買い物は終わったけどちょっと店内をぐるってしてみようと思う!」結局ビビーさんに出会いのチャンスはなかったようですが、この動画は瞬く間に拡散されこの趣旨の動画が現在連日トレンドとなっています。