20代の女性が青ざめた、会社同僚の「衝撃の本性」…メンタルヘルスで休職中に遊び歩き、そして連絡が途絶えた
労務相談やハラスメント対応を主力業務として扱っている社労士である私が、労務顧問として社労士として企業の皆様から受ける相談は多岐にわたります。 【マンガ】5200万円を相続した家族が青ざめた…税務署からの突然の“お知らせ” 経済や社会情勢の変化によって労働問題やハラスメントの捉え方も変わり、「明らかにアウト」「明らかにセーフ」といった線が引きにくい時代になりました。 社労士としてグレーゾーンの問題を取り扱ってきた経験では、こうした問題に対処するには労働法だけではなく、マネジメントや人事制度など幅広い知識が必要になります。 ある消費財メーカーの人事部に所属していたAさん(20代・女性)は、メンタルヘルス疾患で休職中、ある副業をしていたことが原因のひとつとなって退職を余儀なくされました。その一番大きな理由は休職の原因となった病気が治癒していなかったことですが、副業の存在も大きかったのです。 休職中に副業をしてもいいのか、また問題になったその副業とは何だったのか。Aさんが休職期間満了で退職することとなった理由を考えながら事例を紹介したいと思います。
仲の良い同期も知らなかった「休職の理由」
Aさんが休職することになったのは、入社して1年ほど経過した初夏のことでした。 仕事中に居眠りをしていたり、ぼうっとしていることが増えていたことを案じた上司が声をかけたところ、精神科で処方された薬を飲んでいることを告白したAさん。 実際に仕事に支障も出ていること、後日Aさんが主治医から半年ほどの治療が妥当と記された診断書を提出したこともあり、Aさんはその日から半年間の病気休職に入りました。 そんなAさんと最も親しい同期だったBさん(20代・女性)は、その経緯を聞いて安心したといいます。同期の中でもAさんの様子がおかしいということが何度か話題になっていたからです。 例えば職場の飲み会をドタキャンしたり、当日参加したのに途中で帰ってしまうなど、Bさんから見てもAさんの行動は少し不安定なように見えました。 AさんとBさんは内定者研修で隣に座ったことがきっかけで、よく話すようになりました。といっても、面倒見のいいBさんが少しそそっかしいところのあるAさんの世話を焼いていた関係だったそうです。 AさんはBさんのことを頼りにしていたようで、新入社員のときは何かと相談もしてきたとのこと。いつの間にかBさんがAさんのお世話係のようなポジションになってしまい、Bさんは少し鬱陶しく感じていたそうです。 しかし、Aさんが休職した経緯はBさんにも不明でした。周囲からはあれだけ仲がよくて、なんでも相談されていたように見えたBさんが何も知らなかったことに同期も驚いていましたが、知らないものはどうしようもありません。 自分から連絡をとってみようかと思いつつ、Bさんもまた2年目の社員として慣れない仕事に追われていました。