オリジナル車両まで作り上げる本気っぷりにシビれる! オーテックが手がけた「珠玉の名車」4台
スカイライン GT-R 40thアニバーサリー
4ドアGT-Rの名称でも知られるR33型GT-Rをベースとした4ドアセダンモデルは、もともとスカイライン誕生から40周年を記念して作られたもので、スカイラインGT-Rの始まりが4ドアモデルだったことに由来する。 一見すると4ドアのR33にGT-Rのコンポーネンツを移植し、リヤをオーバーフェンダー化したようにも思えるが、実際は2ドアGT-Rをベースに4ドア化をしたもので、当時のカタログにもベース車の車両型式の欄に「BCNR33」という文字が記載されているのだ。 なお、4ドアセダンでありながら、4シーターバケットと名付けられた4人乗りとなっており、リヤシートもホールド性を重視した形状で、センター部分には大きなサポートが備わっている。
エルグランド ライダー ハイパフォーマンススペック
多くの日産車に設定された「ライダー」は、現在のAUTECHシリーズが登場するまではオーテックの手がけるカスタマイズカーのイメージリーダー的な存在を果たす高い知名度を持つもので、メッキを用いたフロントマスクが特徴的なスタイルとなっていた。 そんなライダーに、ドレスアップだけでなく、動力性能にまで手を加えたのが「ハイパフォーマンススペック」で、なかでも2代目エルグランドに設定されたものは、エンジン内部にまで手が加えられた本格的なものだった。 その内容はマフラーや専用ECUの採用のみならず、イリジウムプラグの採用にポート研磨、ファイナルギヤの変更にATシフトスケジュールにまで手を入れており、ステップバー、フロントタワーバー、フロントクロスバー、リヤクロスバー、YAMAHAパフォーマンスダンパーに専用チューンドサスペンションとの組み合わせで走れるミニバンに仕上がっていたのである。
小鮒康一
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