「目線を下げる」だけでいい!? 吉田泰基プロ直伝、風が強い日に役立つ低いドライバーショットの打ち方を実際に試してみた
吉田泰基プロが教える「低い弾道でドライバーショットを打つコツ」を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。
目線を下げれば、胸の中心が普段よりも左に移動する
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。冬のゴルフって難しいです。芝が薄くなるということもありますが、風が強い日が多い! 風が吹くとプロでもスコアを落としてしまうので、当然僕たちアマチュアはボロボロになっちゃいます。そんなときに風に強い低い球が打てたらな~と思うのですが、これが意外と難しい。
週刊ゴルフダイジェスト2/20号に「当て方ひとつで自由自在 ドライバーのプロ技」という記事がありました。そこにはドローやフェードの打ち方に加え、高い球や低い球の打ち分け方も載っていました。その中から比較的簡単そうで、すぐに役に立ちそうな高低の打ち分けを試してみました。 この記事で解説をしてくれている吉田泰基プロは、ボールの打ち分けはスウィングを変えることなく、当て方だけで行うと言っています。高低だけでなく、ドローやフェードの打ち分けもです。もし僕たちアマチュアもそんなことが出来るのであれば、これはぜひやってみたいですよね。 で、今回は冬の風が強い時期や狭いコースなどで役に立ちそうな低い球の打ち方を主にやってみたいと思います。吉田プロはいったいどうやって低い球を打っているのでしょうか。それはズバリ「目線を下げる」ということです。たったそれだけ? と思いますが、そうすることで低い球が打てるというんですね。ティーアップの高さも変えないそうなんです。 僕もね、今までいろいろと低い球を打つためにやってきましたが、低い球を打つときは低いティーアップにしましょうみたいな話を聞いてやったりしました。でもね、僕の場合ティーを低くすると、打ち込みに行っちゃうのでスピン量が増えて逆に吹き上がり、風に煽られる球になりがちだったんですよ。なので、吉田プロのティーアップの高さも変えないというのはありがたい。 吉田プロによると、目線を低くして低い球をイメージするだけで準備ができるらしいんです。目標方向よりも少し低いところを見ることで、胸の中心が普段よりも左に移動するんですね。基本的にクラブヘッドの最下点は胸の中心の下に来るので、そこが少し左に移動することでヘッドがいつもより上からボールに当たるようになり、低い球が打てるということなんです。ここで注意することは極端にやりすぎないこと。上体を傾けすぎてしまうと、肩の向きが飛球線方向とは違う方向を向いてしまうために、打ち出し方向が変わってしまうそうです。低い球を打とうとすると左を向きがちになるので注意が必要です。