【陸上】「On Track Nights:MDC」に向けて有力選手が記者会見 1500m遠藤日向&館澤亨次「日本記録を目指す!」
日本GPシリーズ第11戦の「On Track Nights:MDC」は7月27日に東京・世田谷区の大蔵運動公園競技場で開催されるが、主な出場予定選手がプレスカンファレンスに出席し、2日後の本番に向けて意気込みなどを語った。 MDCの主なエントリー選手をチェック! 男子1500mに参戦する2022年オレゴン、23年ブダペスト両世界選手権5000m代表の遠藤日向(住友電工)は、「すばらしいメンバーが揃ったので、しっかり食らいついて勝負していきたい」ときっぱり。対する1500mスペシャリストの館澤亨次(DeNA)は「これがシーズン前半のラストレース。今季は好調なので、ここでもいい走りをしたい」と話した。ともに目標は「自己ベストと日本記録」で、「行けるところまでチャレンジしたい」と口を揃えた。 今大会にはオン・アスレチッククラブ(OAC)所属のオーストラリア勢男女4名も参戦。男子1500mには日本記録を2秒近く上回る3分33秒64のベストを持つジェシー・ハントが出場してハイレベルな争いが期待される。 この大会は、男子800m元日本記録保持者の横田真人氏が代表を務めるTOWLAPSが「陸上競技の大会をゲームチェンジする」をスローガンに2021年から実施している中距離大会シリーズMDC(ミドルディスタンスサーキット)と、スイスのスポーツブランド「On(オン)」が「レースの概念をがらりと変える」をコンセプトに昨年から世界各国で行っている陸上イベント「On Track Nights」がジョイントしたもの。 会場では、エリートランナーと市民ランナーが肩を並べてトラックに立ち、観客は特設のブリッジやトンネルから近距離でレースが観戦できる。また、インフィールドではキッズ向けコンテンツや、DJコンテンツ、フードなどが用意されるなど、これまでの陸上大会のイメージを覆す仕掛けが満載。競技性とエンターテイメントが融合した型破りのイベントとして注目されている。
月陸編集部