カバヤ食品「ピュアラルグミ」独特の“むにゅぷる食感”で女性層じわり獲得
カバヤ食品は「ピュアラルグミ」で独特の“むにゅぷる食感”の訴求を強化して女性層じわり獲得している。 「ピュアラルグミ」は独自技術により、空気を含ませたむにゅっとした食感のグミと、ゼリーのようなプルプル食感グミの2つのグミを組み合わせて、やわらかい食感のグミに仕立ているのが特徴。 同社のもう1つの主力グミブランド「TOUGH GUMMY(タフグミ)」が急成長を遂げる一方、「ピュアラルグミ」は他のフルーツフレーバーのとの競合もあり、これまで期待した成長を見せられていなかった。 今期は、独自技術による特徴を訴求強化すべく、パッケージリニューアルを実施して4月9日に発売開始したところ、女性層をじわり獲得し上期販売実績は7.1%増を記録した。 取材に応じた荒殿郁海マーケティング本部ブランド企画部企画三課課長は「『ピュアラルグミ』だけが持つ独特の二層食感を“むにゅぷる食感”と再定義。より多くのお客様にお伝えして、この食感をより伝えるパッケージとコミュニケーションに変更したところ、徐々にメイン顧客層である女性ファンが増えていると実感している」と語る。 6月に期間限定発売した「ピュアラルグミ レモン」とVTuver「にじさんじ・葛葉」のコラボパッケージ商品もブランドの成長に貢献した。
10月15日には秋冬の期間限定商品として「ピュアラルグミ オレンジ」を発売した。 パッケージでは、ジューシーなオレンジの断面から、爽やかさ、優しさ、酸味といった柑橘系の特長が溢れている様子をオレンジ系色の“〇△□”の記号型のデザインで表している。 「『ピュアラルグミ』のユーザーは女性が7割を占め、特に30・40代の支持から厚くなっている。引き続き、女性層に向けて独特な“むにゅぷる食感”を訴求するコミュニケーションをWEB中心に展開していく」と意欲をのぞかせる。 「ピュアラルグミ」は2004年9月に誕生し今年で発売20周年の節目を迎えた。