17歳アンドレエワがダニロビッチに逆転勝利で初のツアー決勝進出「もちろんもっと上を狙う」 [ヤシ・オープン／テニス]

写真はフレンチ・オープン（フランス・パリ）でのミルラ・アンドレエワ（ロシア）（Getty Images）

　WTAツアー公式戦「UniCreditヤシ・オープン」（WTA250／ルーマニア・ヤシ／7月21～26日／賞金総額26万7082ドル／クレーコート）の女子シングルス準決勝で、第1シードのミルラ・アンドレエワ（ロシア）がオルガ・ダニロビッチ（セルビア）に3-6 6-3 7-6(1)で逆転勝利をおさめた。 ～UniCreditヤシ・オープンで2つのマッチポイントを凌いだ末にキャリア初のツアー決勝進出を決めた17歳のアンドレエワ選手～ 　ワンブレーク差でセットを分け合ったあとアンドレエワは第3セット2-5の15-40から2つのマッチポイントを凌いでキープすると5-5に追いつき、もつれ込んだタイブレークで迎えた最初のマッチポイントをものにして2時間38分で競り勝った。 「もう負けたと思ったから考え方を変え、何があってもとにかく思いきっていくことにしたの。アグレッシブなプレーを続けようとしたけど、もっとも重要なのは攻め込むときとミスを待つときのバランスを見つけることだった。今日の試合ではそのバランスを見つけることができたと思う」と17歳のアンドレエワは試合を振り返った。 「初めてツアー大会の決勝に進出できて素晴らしい気分だわ。今年に入ってまたひとつの節目を迎えたけど、そのことについてはあまり考えないようにしている。既にポジティブな週だけど、もちろんもっと上を狙っている」 　アンドレエワはキャリア初のツアー決勝で、クロエ・パケ（フランス）を6-2 6-3で破って勝ち上がった同胞で第5シードのエリナ・アバネシアン（ロシア）と対戦する。 　21歳のアバネシアンはこれに先立ち前日に第1セット2-0の時点で雨により順延となっていた準々決勝を戦い、第3シードのジャクリーン・クリスティアン（ルーマニア）を7-5 6-4で倒して初のツアー4強入りを決めていた。