「トクリュウ」で相次いで金庫盗んだか 実行役3人を容疑で逮捕 被害総額4000万円以上か 奈良
今年6月、奈良県大和高田市で住宅の金庫から現金1600万円を盗んだなどとして男3人が逮捕されました。警察は3人がSNSなどを使って離合集散を繰り返しながら犯行に及ぶ「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆる「トクリュウ」の可能性があるとみて調べています。 大阪市の無職・関根虎太朗容疑者(26)は今年6月、77歳の女性が暮らす大和高田市の住宅に2階の網戸から侵入し、金庫の中にあった現金1600万を盗んだ疑いが持たれています。 また、いずれも無職で大阪市の竹中蒼麿容疑者(25)と住所不定の新井一颯容疑者(23)は今年8月、同じく大和高田市内の63歳の男性が暮らす住宅に窓を割って侵入し、現金や装飾品など合わせて約500万円相当が入った金庫を盗んだ疑いが持たれています。 調べに対し3人はいずれも容疑を認めています。警察によりますと今年6月以降、大和高田市を中心に金庫などを狙った同様の窃盗事件が相次いで発生していて、被害総額は4000万円以上に上るということです。 警察は3人が「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆる「トクリュウ」として別の指示役から金庫の位置や鍵の有無についての情報を得た上で他の共犯者と共に犯行を繰り返した可能性があるとみて近隣で連続して発生した窃盗事件との関連を捜査する方針です。
ABCテレビ