愛車を自室に持ち込める25億円の部屋!?"億超え"の高級マンションが即完売 名古屋では「バブル期を超えた」
マンション価格の高騰が続く中、1億円を超える「億ション」が売れに売れています。近年では、大理石の床に広大なリビングと高級ホテルのような部屋がすぐに完売する状況です。一般的なサラリーマンにとって「家」は一生に一度の買い物であり、30年ローンが相場とされていますが、今回は名古屋の「億ション」の実態に迫りました。 【動画】専用エレベーターで自室に車を運び込む!? 関西最高額物件の驚きの仕掛けとは【8分8秒~】
まるで高級ホテル! 購入者の大半は会社経営者やライセンサー
名古屋駅の高層群の程近くにある、2023年に完成した名古屋市・中村区にあるタワーマンション「NAGOYA the TOWER」。地上42階、総戸数は435で約8割近くが売約済みです。 敷地内に小川が流れるビオトープが設置され、木々がエントランスまで続いています。1階ロビーは、開放感のあるワイドビューのガラス張り。ソファーが配置され、まるで高級ホテルのラウンジのような空間です。 最上階は全部で6戸。価格はすべて1億円以上で、4億円を超える物件もあります。 (長谷工アーベスト・石川綾子エリアマネージャー) 「最上階につきましては、すべて完売となっています」 39階にある未契約の2億5千万円の部屋を見せていただきました。 (大石邦彦アナウンサー) 「いい眺め。名古屋駅の高層ビル群とほぼ同じ目線。ウォークインクローゼットも広い。寝室も(まるで)高級ホテル」 どのような人が購入するのか尋ねました。 (長谷工アーベスト・石川綾子エリアマネージャー) 「会社経営者や医者、ライセンサー(資格保持者)の方が多い」 このような住宅事情から、富裕層とそれ以外の人たちとの二極化が進んでいることが伺えます。
名古屋の中でダントツ! 地価上昇率が高い地下鉄「今池駅」周辺
2023年に完成した、名古屋市中区にある地上25階建てのタワーマンション「ザ・ファインタワー久屋大通」も、最高価格は3億円以上ですが既に完売しています。 名古屋でも高騰するマンション価格。不動産市場を調査する「新東通信」によると、名古屋市内の「億ション」の戸数は、2017年以降右肩上がりで増加。2023年には、およそ137戸に達しています。立地も以前は名古屋駅か中区・栄周辺が中心でしたが、今では地下鉄東山線の沿線であれば他の区でも増えています。 名古屋市千種区の地下鉄「今池駅」。この地域の地価について専門家に伺いました。 (新東通信 不動産エグゼクティブ・山元照彦さん) 「名古屋の中でダントツに(地価上昇率が)高い。約1割上がっている」 「今池駅」のすぐ上に建つ29階建てのタワーマンション「ザ・ファインタワー名古屋今池」の最高価格は約3億円。完成は2026年1月予定ですが、抜群の立地で既に約7割が売約済みです。 (セキスイハイム東海・水谷チームリーダー) 「契約は終わってますが、3億円弱の物件が最高値でございます。(販売開始)初日でお客様がついています」 購入者の約8割が会社経営者で、中にはセカンドハウスとして利用する方も。支払い方法も現金一括購入の方が多いとのことでした。