「寒くても楽しそう」手ぶらでOK。バイクで行くワカサギ釣り×デイキャンプツーリング
愛知県と岐阜県の境に位置する犬山市には、人気釣りスポットの入鹿池(いるかいけ)があります。バス、ヘラブナなどのさまざまな釣りが楽しめますが、冬季は産卵期で身が一番大きくなるワカサギがおすすめ。釣りごたえも食べごたえも十分で、冬の味覚を楽しめるため人気です。 →【画像】1000cc以上(大型二輪)バイク 読者人気ランキングTOP19 なにより、手軽にできることもポイント。釣り道具一式を安価でレンタルできるため、手ぶらでOKです。バイク乗りにとって、大きな道具を持参不要というのは、大きなメリットでしょう。 この記事では、筆者のお気に入りの入鹿池ワカサギ釣りコースをご紹介します。釣果を活かしたデイキャンプと、ユニークなスポット巡りを組み合わせた、充実の日帰りプランです!
名古屋発、日帰りワカサギ釣りとデイキャンプ
────────── 朝6:30、名古屋市を出て犬山市入鹿池でワカサギ釣り ────────── 釣り人の朝は早い。名古屋市から入鹿池までは片道約1時間、そして入鹿池のお店”見晴茶屋”で予約できる、ボートの受け取りが6:30から8:00まで。一番遅い8:00でも6:30ぐらいには、名古屋を出発したいところですね。 早朝の身を切るような寒さの中でのツーリングも、意外と悪くありません。もちろん、しっかりと寒さ対策することは忘れずに。 見晴茶屋では、ボート、釣り竿、餌など必要なものすべてをその場で借りられます。スタッフが釣り方のコツや、手漕ぎボートの操作方法、おすすめポイントまで丁寧に教えてくれるので、釣り初心者でも安心です。 ワカサギ釣りのコツは、小さな当たりを見逃さないこと。竿先のわずかな動きを注視しながら、タイミングよく合わせることが重要です。朝一番は比較的良く釣れる時間帯ですが、その日の天候や水温によって釣果は大きく変わってきます。 一番大事なのは、どこで釣るか。スタッフさんによると、12月は見晴茶屋の対岸のほうがよいそうです。2月、3月になると段々と見晴茶屋の近くでも釣れるようになるとか。手漕ぎボートで対岸まで行くのはとても大変なので、電動ボートを借りてもよいでしょう。 釣りが終わったら、レストランで休憩するのもアリですね。冷たくなった体に、暖かいコーヒーがサイコーに沁みます。 ────────── 桃太郎公園キャンプ場でデイキャンプをする ────────── 釣りの後は、入鹿池の近くにある桃太郎公園キャンプ場に向かいます。距離は約10kmで、バイクなら30分程度。道中で犬山市街を通るので、スーパーマーケットに寄って、追加の食材を手に入れることもできます。桃太郎公園キャンプ場で私が気に入っているところは、安さとロケーションです。 キャンプ場の利用料金はひとり100円で、テントを張ってもひとり500円。受付で簡単な申込用紙に記入し、料金を支払うだけですぐに利用開始できます。ただし調理道具の貸し出しはないため、箸やお皿など最低限のものは持参しましょう。また、炭火や焚き火は禁止されているためガスバーナーは必須アイテムです。 私が使っている旅用調理セットはColemanのファイヤーストーム、同じくColemanのパックアウェイ(TM)ソロクッカーセット、OD缶230g。この組み合わせだと、クッカーの中にバーナーとOD缶をうまく収納できて気持ちがいいんです。 桃太郎公園キャンプ場は全面芝生でふかふかなので、椅子だって不要です。すぐそこに流れる木曽川の音を聞きながら、のんびりと過ごせます。ワカサギ釣りは朝も早いので、日差しの強い暖かい日には、芝生で寝落ちしてしまったこともあります。 ────────── 桃太郎神社の強烈な雰囲気を体験する ────────── 昼食後はキャンプ場に隣接する桃太郎神社へ歩いていきます。桃太郎は岡山県が有名ですが、じつは犬山市も桃太郎が誕生した地であるという伝承が残っています。神社内に立ち並ぶユニークなコンクリート像群は一見の価値ありな独特の景観です。知る人ぞ知るB級スポットで、ついつい写真を撮ってします。