他球団移籍?それとも残留…?国内FA戦士の去就予想(4)阪神・原口のFA動向は…?
オフシーズンに突入している2024年のプロ野球。ストーブリーブ期間に大きな注目を集めるのが、フリーエージェント(FA)戦線だ。特に今オフは、7人もの選手が国内FA権を行使。FA市場の活発化が有力視されている。ここでは、今オフに国内FA権を行使した選手の去就を予想していきたい。
原口文仁
・投打:右投右打 ・身長/体重:182cm/95kg ・生年月日:1992年3月3日 ・経歴:帝京高 ・ドラフト:2009年ドラフト6位 さらなる出場機会を求めて、FA宣言した原口文仁。一塁手を固定できなかったオリックス・バファローズと補強ポイントが合致している。 帝京高から2009年ドラフト6位で阪神タイガースに捕手として入団。2016年に一軍デビューを果たし、同年は107試合出場、打率.299、11本塁打、46打点と飛躍を遂げた。 その後は打力を活かすために一塁のポジションも兼任し、2018年には82試合の出場で打率.315の活躍を見せた。 しかし、近年は代打での出場がメインとなり、今季は52試合出場で打率.241、2本塁打、9打点。思うように出番を得られず、今オフに国内FA権を行使した。 オリックスは今シーズン、頓宮裕真が打率1割台に終わるなど打線が低迷。原口にとっても指名打者制があり、スタメン増加が期待できる。また、同じ関西圏の球団のため、環境面での障壁も少ないだろう。 また、原口の地元球団にあたる埼玉西武ライオンズも有力な移籍先と見られていたが、西武はFA戦線に参戦しないことを表明。西武入りの可能性は、ほぼ消滅したといえるだろう。 一方、阪神は宣言残留を認める方針を見せている。残留か移籍か、決断に注目が集まる。
ベースボールチャンネル編集部