「6年で国内店舗数が半減」「バブル世代の超人気店」…。イタリアントマトの「680円モーニング」の“超正直な感想”
サラダはフリルレタスの濃い緑、白いポテトサラダと黄色いコーンでカラフルかつ、グッドルッキングな仕上がり。小さなココットに入ったヨーグルトには角切りのマンゴーが入ったソースがかかっていました。甘いものがちょっとあるだけで、モーニングの満足度は爆上がりです。 ■イタリアントマト レタスドッグモーニング530円 最安値、税込530円のレタスドッグモーニングもオーダーしてみました。ホットドッグとドリンクのシンプルなセットです。
フリルレタスの濃い緑と、ケチャップの赤、粗挽きマスタードのイエローで、見た目のおいしさも完璧! ホットドッグ用のパンはソフトフランス。パンの外側はハードで中はもっちりです。使用しているソーセージは、粗挽きでプリっとした食感。日本人好みのジューシーさと歯応えがある、お馴染みの味わいです。 レタスドッグは単品価格が税込330円なので、プラス200円でドリンクがついてくるという計算になります。 「イタリアントマト」では、通常のドリンクセットが税込250円のため、11時以降に同じメニューを食べた場合は税込580円となります。「早起きは三文の徳」と言いますが、「イタリアントマト」の場合「早起きは50円の得」ということになります。
■イタリアントマトに来たからにはケーキが食べたい世代も 「イタリアントマト」が隆盛を極めたのは、パスタやピザが「イタ飯(いためし)」と呼ばれて、最先端だった1980年代から1990年代。当時は大きめサイズのショートケーキが大人気で、行列必至の人気店でした。 今回筆者が訪れた店舗は、ハブ駅の地下街にある「カフェ イタリアントマト」です。日曜朝10時、カウンター席・テーブル席含めて50席ほどの店内は、ほぼ満席でした。
■清潔で居心地よく整えられている店内 テーブルは2人掛けがメインで、ソファ席などはなし。カウンター席にはコンセントもあり、席間は狭めですが、清潔で居心地よく整えられています。客層はさまざま。女性と男性の割合も半々ですし、年齢層もさまざま。20代の男女と同じぐらい、お年を召したご婦人や紳士もいます。 面白かったのは、50代以上の女性でケーキを食べている人が多かったこと。「せっかくイタリアントマトに来たのだから、ケーキを食べなくちゃ」と、脳内に刷り込まれているのかもしれません。
カウンター席に並んで座り、大きなケーキを頬張る2人連れの老婦人の楽しそうな笑顔に、バブル時代の面影を追う朝です。 編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。
大木奈 ハル子 :ブロガー・ライター