福島などで震度5弱、気象庁緊急会見2回目(全文2完)津波1.4メートルを観測
注意報の基準を超える津波が観測されたということなのか
ニッポン放送:幹事社、ニッポン放送から質問です。まだ注意報解除をしてるのは(※判別できず)。 【中継録画】福島などで震度5弱 気象庁が午前11時から2回目の会見 中村:はい、現時点で津波注意報、発表している領域では津波が継続している状態ですので、今の時点で何時ごろ解除というようなことには今のところはありません。引き続き注意深く監視しているところです。 ニッポン放送:ただ仙台港で津波1.4メートルということで、ちょっとほかのところ、(※判別できず)もあるのですが、ここら辺はどんなふうに(※判別できず)。 中村:仙台港の波形はこれになっております。最大波がこの部分で、この辺が第1波と考えると、後続波の部分で高くなっています。この部分で高くなった点については、その原因についてはちょっと詳細にまだ分析ができていないので詳細は分かりませんが、地形の効果、あるいはいろんな場所で反射してきた津波がたまたま重なって、高くなったというような原因が考えられます。 ニッポン放送:仙台港での1.4メートルの観測が午前8時3分、その6分後に津波警報が(※判別できず)ということですので、この1.4メートルの津波が観測された時点では(※判別できず)注意報の基準を超える津波が観測されたというふうにみていいんですか、そこら辺の解釈、説明をちょっとお願いします。 中村:一応実況に基づいて、警報を今回アップグレードしましたので、宮城県で津波警報を発表したという根拠は、この1.4メートルを観測したということです。 ニッポン放送:1.4メートルを観測したときに基準を超えてたということについては。 中村:基準を超えたので津波警報をアップグレードする作業を行ったということです。 ニッポン放送:分かりました。各社どうぞ。 ニッポン放送:分かりました。各社どうぞ。
津波の高さは徐々に下がってきているのか 余震活動の注意について
記者1:すいません。(※判別できず)です。今、波形、出てますけども、発表されている津波の高さっていうのは徐々に下がってきてるようなものなんでしょうか。 中村:地震発生から時間がある程度経過しておりますので、全体としては減衰する傾向にあるのだとは思うんですけども、やはり、例えば相馬などで見ていただきますと、第1波がこの辺りで見ると一番大きくて、だんだん小さくなってくるんですけど、また少し大きくなったりと、津波はいろんなところに反射してきた波、あとから来て、それで重なって大きくなったりしますので、全体としては減衰していく傾向にあるとは思うんですけども、時々いろんな要因で急に大きくなったりっていうことがあるので、まだ注意深く監視する必要があると考えています。 記者1:それで(※判別できず)今後もあるかもしれないので、それを注意深く見るという。 中村:それも含めて、ということです。はい。 記者1:あと、余震活動のところは地震回数とかも入ってましたし、あとこの2週間程度はというお話もありましたけれども、その後の余震活動の、余震の起こり方とかっていうのは比較的、やはり活発な分布で、やはり揺れとか津波には注意が必要だということですかね。 中村:そうですね。このM7.4以降の地震活動としては今、申し上げたように震度1以上でいきますとトータルで、10時半現在で36回っていうことになってるので、やはり活発な活動が今のところ続いているという段階です。 記者1:ありがとうございます。