デジタルブレーキでトラブルレス!初心者にもオススメな最新リール「メタニウムDC」はやっぱり凄かった!
バックラッシュという、ベイトリールとは切っても切れない関係にある典型的トラブル。その悩みを解決してくれるデジタルコントロールブレーキ「DC」を搭載したシマノの最新リールをインプレ! 【画像】「やっぱりすごい」メタニウムDCのスペックと価格
メタニウムDC70XG(シマノ)/最新のDCと、コアソリッドボディ。アンタレスの地位を脅かす存在に成長!
23アンタレスDCMDと同等とされる最新のDCブレーキ「i-DC5」を搭載。しかも、これまでサイドプレート内部に設置されていたモードダイアルを外部に露出。これにより、最適な設定をスピーディーに出せるようになった。またDC搭載リールとしては初となるコアソリッドボディ採用。強靭化と軽量化を同時に果たしている。
黒とシルバーでまとめたコンパクトなデザイン。
DC内蔵のリールは、ごついというイメージがあるけれど、このリールは、むしろコンパクトに感じる。カラーリングはブラックが基調でハンドルの付け根とメカニカルブレーキの土台部分がクロームカラーのパーツでまとめてあり、それが外観の特徴となっている。
高速ギアのXGモデルだが、滑らかさに曇りなし。遠投可能なDCだけにXGのほうがメリット多し。
違和感ゼロの巻き心地。XGの高速ギアを速巻きしてもブレなどは微塵も感じない。超遠投できるので、XGじゃないと回収も大変だし、巻きアワセにも貢献すると思う。コアソリッドボディの剛性感は素晴らしいが、でもSLXと比べて大差だとは感じなかった。
キャストフィール
3/8オンスのラバージグでピッチング。かつてDCはピッチングが弱点だった時代もあったが、現在はそんなことなく、バックラッシュせずに上手にピッチングできる。いろいろ試してみたが、フロロの12ポンドなのに、PEモードがピッチングに向いていた。 同日インプレしていたSLXやカルカッタコンクエストSEとは別世界の遠投能力。長崎キャンプ場からカバースキャットのノーシンカーを投げて、対岸の崩落を狙った。岸際には届かなかったが、オーバーハングにはぶら下がった。地図アプリで計測すると65メートル以上飛んでいた。これ、普通は狙わない距離だ。
先入観なしに3つのモードを試してみたら、意外な結果に。信じるか信じないかはあなた次第?
モードダイアルもブレーキダイヤルも、サイドプレートの外部にあるので、気軽にモードを変えられる。これは画期的! いろいろ試した結果、フロロラインでも、ナイロンモードのほうが距離が出る。ピッチングはPEモードが良かった。トラブルレスを重視するならフロロモード。でも、どのモードでもほぼトラブルなし。