パナソニック、蛍光灯の生産を27年9月末で終了 LED化に対応
パナソニックは1日、一般照明用蛍光灯の生産を2027年9月末までに終了すると発表した。今後は、一体型LEDベースライト「iDシリーズ」などを生産している新潟工場(新潟県燕市)の生産能力を向上させ、LED化に対応していく。 同社は1951年から蛍光ランプの販売を開始し、最盛期には年間1億本を超える生産を行うなど、長年にわたって主力商品の一つだった。ただ、近年の省エネへのニーズの高まりから省エネ性能が高いLED照明の切り替えを進めていて、2019年には蛍光ランプ対応の照明器具の生産を終了するなど、蛍光灯の生産を段階的に縮小していた。 生産を終了する蛍光ランプの品種と時期は、天井埋め込み照明などに用いられていたツイン蛍光ランプは26年9月まで、オフィス照明などに広く用いられてきた直管蛍光ランプ(三波長形)と主に家庭用の丸形蛍光ランプは27年9月末まで。
電波新聞社報道本部