好き嫌いが分かれる指揮官モウリーニョの「3か月診断」【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
戦い方はどんどん守備的に若手の登用にも二の足を…
就任当初に比べると、表情から笑顔が消え、後ろ向きな発言や弱音が増えてきたモウリーニョ。集団を率いるリーダーとして、正しい振る舞いと言えるだろうか。(C) Getty Images
ジョゼ・モウリーニョがトッテナムの監督に就任して3か月。味のクセが強い発酵食品『マーマイト』のように好き嫌いが真っ二つに分かれるポルトガル人の指揮官に、冷静かつ中立な目を向けてその仕事ぶりを診断する。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2020年3月19日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― 『マーマイト』という食品をご存知だろうか。酵母を煮詰めて作ったスプレッドで、バターのようにパンに塗って食べるのが一般的だ。 ここイギリスではポピュラーなこのマーマイト、日本ではまったく馴染みがないと聞く。こんな動画があった。東京で学ぶあるイギリス人の留学生が、この故郷の味を日本人の友人たちに食べさせて回りその反応を撮ったものだが、食べた友人たちが不味さに顔をしかめていくその様には思わず笑ってしまった。そう、こ
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