Zaifが新暗号資産「資産形成トークン」プロジェクト始動、老後資金対策を目指す
Zaifが新暗号資産プロジェクト始動
国内暗号資産(仮想通貨)取引所ザイフ(Zaif)が、新たな暗号資産「資産形成トークン(仮称)」の発行プロジェクトを開始した。ザイフの親会社である国内ブロックチェーン関連企業のクシムが8月27日発表した。 このプロジェクトは、「資産形成トークン(仮称)」保有者に対してステーキング報酬の優遇、積立手数料の優遇、エアドロップの増加といった特典を提供するとのこと。これにより老後資金不足の問題に対応する為の資産形成の支援を目指すとしている。 まずステーキング報酬の優遇では、ザイフが提供するステーキングサービスの年利が通常よりも増加するといった特典が含まれているという。また「資産形成トークン(仮称)」自体のステーキングプログラムも実装予定とのこと。 次に積立手数料の優遇では、ザイフ提供の積立サービス「ザイフコイン積立」を利用するユーザーに取引手数料の割引が提供され、長期的な資産形成をサポートするという。 そしてエアドロップの増加では、「資産形成トークン(仮称)」の保有者にザイフで新たに上場する暗号資産をエアドロップする計画が検討されているとのこと。 なおこのプロジェクトにはWeb3領域の専門家が参画しており、2025年下半期に「資産形成トークン(仮称)」のザイフでの上場を目指しているとのことだ。 クシムは昨年9月、資本業務提携関係にあるカイカデジタル(CAICA DIGITAL)と新たな資本業務提携を行い、第三者割当増資を引き受けることを発表。あわせてクシムは、カイカデジタルの連結子会社であるカイカエクスチェンジホールディングスの株式を取得し、経営統合することも発表している。 この経営統合により、カイカエクスチェンジHDの子会社となるザイフ運営のカイカエクスチェンジ、同じく子会社の暗号資産投融資事業を行うカイカキャピタルについてもクシムの連結子会社になった。
一本寿和(幻冬舎 あたらしい経済)