【陸上】男子400mで吉津拓歩が45秒71の自己新V マイル代表メンバー目指し、45秒台連発でアピール/出雲陸上
◇吉岡隆徳記念出雲陸上(4月13日、14日/島根・浜山公園陸上競技場)2日目 男子400mは、前日の予選で初の45秒台(45秒85)をマークした吉津拓歩(ジーケーライン)が、自己ベストをさらに更新する45秒71で優勝した。 出雲陸上のGP優勝者をチェック! 決勝は昨年のブダペスト世界選手権代表・今泉堅貴(Team SSP)を0.10秒抑えた。「タイムを更新できましたが、内容は昨日のほうが良かったです。そこは修正していきたい」と話した。 大会前までの自己ベストは昨年の静岡国際でマークした46秒07。東洋大を経て実業団4年目を迎えた今季は、「オリンピックを一番の目標」に掲げ、冬季トレーニングに励んできたという。「4×400mリレーはメダル獲得まで、戦力的にあと1枚(1人)必要だと思って、そこに名乗りを上げられるようにがんばってきました」と振り返る。 その成果は前週の岩壁杯対校選手権(4月7日)オープン200mでさっそく現われ、自己ベスト0.53秒更新する20秒99(±0)をマーク。出雲でも本職の400mでこれまで届かなかった45秒台に到達し、2レース連続で叩き出した。 22年オレゴン世界選手権で4位に入った日本のマイルリレー。昨年の世界選手権では決勝こそ進めなかったが、佐藤拳太郎(富士通)が400mで32年ぶりに日本新記録を打ち立てるなど、ロングスプリントは活況だ。その中に吉津も加わりそうな勢い。その押し上げが日本をさらに強くする。
月陸編集部