「CL出場の20歳、ゴール量産中“あのMF”も」森保ジャパンじつはこんなにいた“招集外の有力選手”…森保監督「色々な意見があって当然かなと」
森保監督「色々な意見があって当然かなと思う」
森保監督は選手選考について、「日頃から国内外を含めて、現地で見る、映像で観るということをスタッフでできる限り行なったなかで、これがベストメンバーだとポジティブに考えています」と語る。同時に、「色々な意見があって当然かなと思う」とも話している。 W杯最終予選を戦う来年の6月までは、「継続性重視、結果重視」のチーム編成となるのだろう。実はそれが、新戦力のテストを早めることにもつながる。来年3月20日と25日の試合で2位以内を確保すれば、6月のオーストラリア戦とインドネシア戦は選手起用に余裕が生まれる。メンバーの入れ替えが許容される。 最終予選突破の活動では、さらに積極的にテストをしていっていいだろう。チームには18年9月からの積み上げがあり、2026年の北中米W杯へのスタートラインはこれまでよりも高い。カタールW杯が示したように、日本代表は短い準備期間でもチームとしての機能性を高めることができる。最終予選突破後は「継続性重視、結果重視」ではなく、多くの選手をテストマッチで起用してもいいはずだ。 カタールW杯で日本をPK戦で退けたクロアチアは、延長前半にキャプテンのルカ・モドリッチとマテオ・コバチッチをベンチに下げた。延長後半にはイバン・ペリシッチも退いた。それでもPK戦を制し、準々決勝ではブラジルもPK戦で退けた。 W杯でベスト8の壁を破るには、主力選手でも躊躇なく交代させられるぐらいの戦力を持たなければならない。その事実を目の当たりした森保監督なら、新戦力のテストとそれに伴うチームの底上げの必要性を、誰よりも分かっているはずである。 代表チームの編成は、監督の専権事項だ。その上で言えば、その人選には「結果を残せば選ばれる可能性がある」という基準が反映されることが望ましい。
(「サッカー日本代表PRESS」戸塚啓 = 文)
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