7歳タガノビューティー、38戦目のタイトルに「涙が出ました」管理する西園正師も万感【JBCスプリント】
◇4日 第24回JBCスプリント(Jpn1・佐賀・ダート1400メートル) まさに悲願の重賞初制覇だ。JRA所属の7歳牡馬タガノビューティー(栗東・西園正師)がデビュー38戦目にしてタイトルを奪取した。しかもダートスプリント界の頂点に立った。コンビ29戦目の石橋脩にとってもうれしい勝利。「とにかく勝ちたかった。思い切って乗ろうと思ってました」と、満面の笑みでファンの大歓声に応えた。 ここまで重賞2着3回。2023年のかしわ記念では首差で涙をのんだ。「何度も悔しい思いをした。ずっと勝てなかったけど、(関係者が)理解があって乗せ続けてくれた。全てが感謝しかないです」。そんな鬱憤(うっぷん)を晴らすかのよう、3角過ぎから一気に追い上げる強気の競馬で短い直線を迎えた。そして最後は競り合いとなったチカッパを外からねじ伏せてゴール。大きな大きな鼻差勝ちだった。
西園正師も待ちに待った愛馬のタイトルに「涙が出ました。なかなか勝てなかったからね」と感慨深げ。今後については「年齢的に現役はあまり長くはないけど、オーナーと話して、どこかで花道を飾らせたいね」と次走に目を向けた。
中日スポーツ