「オリンピックの吸引力はすごい」33歳まで現役を続けた村主章枝 現役生活を通して学んだ「人生を好転させる方法」
この経験があるので、何かあっても引きずらずに切り替えて、「必ずチャンスはまたやってくるから、その日まで頑張ろう」と思ってやってきました。 ── スケートから学んだことは、人生にも通じますね。 村主さん:人生は一瞬の成功や失敗、勝ち負けで決まるわけではなく、長い道のりが続きます。いいときも悪いときもあるので、一時的には感情的になることがあっても、長い目で自分を見つめることがすごく重要だといつも思っています。
PROFILE 村主章枝さん すぐり・ふみえ。幼少期をアラスカで過ごす。計五度に渡る全日本選手権優勝、冬季五輪2大会連続入賞、日本人初となるISUグランプリファイナル優勝、四大陸フィギュアスケート選手権三度の優勝。2014年に引退後、カナダで指導。2019年に映画制作会社を設立し、ラスベガスを拠点に映画プロデューサーとして活躍中。 取材・文/岡本聡子 写真提供/村主章枝、株式会社エアサイド
岡本聡子