新卒22歳女性で貯蓄は「ゼロ」です。まだ20代なので貯金せず「経験」にお金を費やしたいと思っていますが、マズいですか?
将来に向けてある程度の貯金はしておいた方がいい
新卒だと多くのお金を貯蓄に回すことは難しいケースもありますが、将来のためには少しずつでも貯金をしておいた方がいいでしょう。特に、今は独身でも将来結婚をして子どもを産みたいと考えている場合は、結婚費用や子育ての費用が必要です。 20代で貯金を始めるには、できる範囲で貯金をしましょう。例えば、500円玉ができたときは貯金箱に入れる、毎月5000円でも貯蓄用に回すといった積み重ねでも、多額の資産形成は可能です。もし、毎月5000円の貯金を10年続けたとすると、60万円の貯蓄ができます。 最初は少額の貯金をして、途中から徐々に貯蓄に回すお金を増やしてもいいでしょう。なお、貯蓄用のお金は給料が入った時点ですぐに別の口座へ移すなどして、間違えて使わないようにする必要があります。 余裕ができれば、投資による資産形成も検討しておきましょう。自分で運用がうまくできるか不安であれば、投資信託を利用して運用をプロに任せる方法もあります。 投資がうまくいけば、ただ普通口座にお金を預金するよりも効率的よく貯蓄が可能です。例えば、金融庁NISA特設ウェブサイト「つみたてシミュレーター」にて、老後の資金形成として1万円を利回り3%で22歳から43年間運用したと仮定して算出すると、43年後の65歳には運用資産が1051万円になることが分かりました。
20代でも余裕があれば貯蓄を始めておく
金融広報中央委員会の調査では、20代で貯蓄をしている方はあまりいませんでした。また、株式会社タンタカのアンケートより、生活費以外のお金は生活を豊かにするために使っている方が多い結果です。 20代では会社も勤め始めたばかりで、あまり貯蓄にまでお金を回せないケースもあるでしょう。しかし、やがて結婚や出産なども考えているのであれば、少しずつでも貯蓄を始めることが大切です。 自分に無理のない範囲で、1000円や5000円など始めやすい金額から資産形成をしてみましょう。やがて、お金に余裕ができれば、投資を利用して効率よく資産形成する方法もあります。自分で運用できるか不安な方は、投資信託の利用も検討しましょう。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年) 表番号4 .6 株式会社タンタカ 金銭感覚についてのアンケート 金融庁 NISA特設ウェブサイト つみたてシミュレーター 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部