娘が、テレビ局のADとして働く彼氏と結婚するといっています。激務な印象があるのですが、収入は安定しているのでしょうか?
テレビ局のAD(アシスタントディレクター)は、テレビ制作に欠かせない職種の1つです。芸能人やスポーツ選手、文化人などと関わる機会も多く、華やかなイメージがある一方で、仕事内容は過酷で残業が多く、場合によってはなかなか家に帰れないといったイメージもあります。 そこで本記事では、テレビ局ADの仕事の実情について解説します。また、激務といわれる理由や収入の安定性、キャリアパスについても解説するため、結婚相手としてふさわしいかどうか検討してみましょう。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
テレビ局ADの仕事
テレビ局のADは、ディレクターやプロデューサーとともに番組制作に欠かせない役割を担う職種です。 ADの主な仕事は、次のとおりです。 ●制作準備 ●ロケーション管理 ●スタジオ準備 ●編集作業 ADは、ディレクターの補助役としてさまざまな業務を担っています。撮影の日程や必要な機材、資料の準備をはじめとして、シーンに合ったロケーションの調査や安全確認、セット、照明、音響の準備など番組制作に関わるスケジュールのほとんどに関与しています。 また、撮影だけでなく編集作業の準備も仕事の1つであり、編集ソフトウェアや映像に対するスキルや知識が必要です。
テレビ局ADは激務?
テレビ業界におけるADは、ディレクターの助手として多くの仕事を任されており、業務内容が非常にハードというイメージを持つ方もいるでしょう。 ADの業務は、テレビ制作の一部ではなく全ての業務に関与しており、徹夜で作業しなければならないケースもあります。 ただし、業務がきついものの、自身の努力次第ではディレクターやプロデューサーへのキャリアアップも期待できるため、本格的にテレビ制作に携わりたいと考えている場合にはADとしての下積みが欠かせないでしょう。 番組制作中は忙しく動き回っているADですが、番組制作の前調査や資料の作成といったデスクワークもあるのが特徴です。番組の制作でディレクターの助手としてサポートすることも重要ですが、基本的なパソコンの知識やソフトウェアに対する知識も求められます。