急拡大の「スリープテック」気になる進化と現在地、スポーツ界などで導入進むもデータ収集や活用は途上
運営する一般社団法人睡眠ヘルスケア協議会によると、評価の対象は基本的に、医療機器や健康食品類を除く、ヘルスケア領域で幅広く提供されている製品やサービスだ。ウェアラブルデバイスや睡眠検知デバイスなどのハードウェア、それらで収集したデータを分析するAIやソフトウェアなども対象にしていく予定だという。 同協議会は、「大手事業者やアカデミアなどの専門家が中心となり、制度を通じて睡眠に関する正しい情報発信や普及啓発も行っていく」としている。
とくに睡眠不足大国と言われている日本では、スリープテックのニーズは大きい。その信頼が担保された形で、スポーツやフィットネスで使われるツールやアプリへの搭載が当たり前になり、より健康的な体づくりができるようになってほしいものだ。
野々下 裕子 :テックジャーナリスト