ドライバーショットは“飛ばす”よりも“運ぶ”イメージが大切! ベテラントップアマから学ぶ“知恵”と“ワザ”
ティーインググラウンドに立つと、「ヨシッ、ここはマキロイみたいにブッ飛ばすぞ!」なんて、つい思ってしまうゴルファーは多い。2024年6月4日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、2人のベテラントップアマの話を聞いているが、ドライバーショットで大切なことは、飛距離よりも別なところにあるようだ。「みんゴル」では掲載している内容から一部をご紹介! 画像クリックで8つのチェックポイントを確認しよう
■関澤誠さん 53歳・HC0.3 >ブリヂストンB1STドライバー >グラファイトツアーADVF-7(S) 平均:250~260Y 「日本」の名がつく公式戦への出場経験が豊富なトップアマ。昨年の日本オープンの“コースセッティングディレクター”も務めた。使用ドライバーは「しっかり振れる」という『B1 ST』×『ツアーAD VF』
■富田雅之さん 59歳・HC2 >テーラーメイドステルス2ドライバー >N.S.プロRegio FormulaM+55(S) 平均:210~220Y 220ヤード前後の飛距離ながら、持ち前の勝負強いゴルフでトップ競技のコースセッティングを攻略する。使用ドライバーは「狙った方向に打っていける」という『ステルス2』
1ヤードでも遠くに飛ばしたいと思ってませんか? 自分の“持ち飛距離”を把握しておくことが大切なんです
トップアマたちのドライバーショットは「飛んで曲がらないから70台で回れるんだろうな」と思っている人も多いはず。 ところが関澤誠さんいわく、「プロではないんですから、飛んで曲がらないボールなんて打てません(笑)。そもそもティーショットで大切なのは、飛ばすことよりも、いかに狙った方向に打っていけるか、だと思います。いわゆる〝練習場でのナイスショット〞で豪快に飛ばしても、行ってはいけないところに打ったら、いくら飛んでも、それはミスショットと同じなんです」。 飛ばないミスも嫌だが、想定外の飛びすぎもミスの一種だと関澤さんは言う。
“想定外の飛びすぎもある意味ミスなんですよね”
「たとえば『7番アイアンだったら何ヤード』といった具合に、どの番手も、自分の〝持ち飛距離〞というものを持っていますよね。ドライバーも、自分の“持ち飛距離”を把握することが大切だと思います。キャリーの持ち飛距離を知っておいてはじめて『ハザードまで届くのか、届かないのか』がわかって、狙いどころがはっきりします。ドライバーだけ飛距離を青天井に考えて『飛べば飛んだだけ嬉しい』では、なかなかスコアにつながらないと思います。もちろん嬉しい気持ちはわかりますが(笑)」