新生スロット・リヴァプールで定位置確保となるか レンタルから帰ってきた21歳MFが挑むレギュラーへの道
レアル・ベティス戦に出場
リヴァプールに所属するMFファビオ・カルヴァーリョ(21)にとってプレシーズンマッチは絶好のアピールの場となる。 2022年フラムからリヴァプールに加入したカルヴァーリョは加入1年目は公式戦21試合に出場し3ゴールをマーク。しかしスター選手揃いのリヴァプールでいきなり安定した出場時間は得られず、出場時間は640分に留まった。 迎えた2年目のシーズンは、ライプツィヒへレンタル移籍という形になったが、同クラブでは十分な出場時間を得られず、冬にはイングランドの実質2部であるチャンピオンシップのハル・シティへ半年間のレンタルという運びとなった。しかし、ハルではリーグ戦20試合に出場し9ゴール2アシストという結果を残し、インパクトを残して今夏リヴァプールに復帰している。 リヴァプールは今夏アルネ・スロットが新監督に就任し、新たな時代が始まるが、カルヴァーリョはリヴァプールで自分の才能を発揮できると信じている。 「(自分のポジションについて)話をしたんだ。監督は僕にウイングでプレイするよう言ってくれた。でも、自分が一番力を発揮できるポジションは分かっているし、10番だと思う。僕は彼が望んでいることを行い、彼のためにできる限り頑張るだけさ。彼はトレーニングで的確な指示を出し、私を大いに励まし、自信を持たせてくれている。私たちは(将来について)何度か話し合いをしたが、詳しくはここで話さない。しかし彼は私が集中して一生懸命努力し、それがどうなるかを見てほしいと思っている」(英『Daily Mail』より) スロット監督はカルヴァーリョをウイングとして起用するプランを考えているようで、レアル・ベティスとの親善試合でも左ウイングとして同選手を起用している。 ハルで結果を残した同選手には古巣のフラムをはじめとして、レスターやサウサンプトン、そして欧州のクラブからも興味を持たれており、今夏の去就が注目されている。同メディアは完全移籍での売却の可能性もあると綴っているが、カルヴァーリョはプレシーズンマッチで結果を残し、スロット・リヴァプールに残ることはできるのか。
構成/ザ・ワールド編集部