【寝る前の一石二鳥ストレッチ】腰痛対策とぐっすり眠る準備が整う「簡単わき腹伸ばし」
寝る前の簡単なストレッチは寝つきをよくするためにに効果的です。日中に固まりがちな脇腹を気持ちよく伸ばして腰痛の緩和や予防をし、かつリラックスして眠るために大切な深い呼吸にもつながる、簡単なわき腹ストレッチをご紹介します。 ◆写真で詳しいやり方を見る|【寝る前の一石二鳥ストレッチ】腰痛対策とぐっすり眠る準備が整う「簡単わき腹伸ばし」 ■わき腹を伸ばすメリット 多くの人が悩む腰の違和感や痛みには、わき腹のストレッチが有効です。わき腹にある腹斜筋は、長時間座っていたり崩れた姿勢によって緊張して硬くなりやすく、腰痛につながることがあります。腹斜筋の硬さがやわらげば、姿勢を維持する働きがきちんとできるようになって腰痛の緩和や予防につながります。 また、わき腹のストレッチをすると呼吸筋(肋骨と肋骨の間にある筋肉)も同時に伸ばすことができて、呼吸が深まりやすくなります。呼吸が深まっていくにつれて、心と体の緊張がゆるみ、リラックスモードに導かれて(副交感神経の活性化)、眠りにつきやすくなります。動きが少なく、座ったままでできる簡単なストレッチなのでぜひ試してみてください。 ■わき腹の伸びがグッと深まるストレッチ <やり方> ① あぐらをかいて座り、左右の坐骨(座った時に座面にあたる感じがする少し尖った骨)に均等に体重が乗るように体勢を整える。両手を腰に添えてお尻をしっかりと床に安定させる。 ②左手を腰に添えたまま右手を右のお尻の横につき、左のお尻が床から離れないように気をつけながら、右手をお尻から少しずつ遠ざけて横の方へ。 左右の坐骨が均等に床安定している状態を優先させるので、左のお尻が浮き始めたら、遠ざけた手をお尻の方へ少し戻す。 ③ 左の腕を頭上に伸ばし、左耳の横から斜め上に伸ばす。目線は上げた左手の指先、正面、右斜め下、のいずれか首が楽な方へ。 わき腹から脇の下にかけてを長く伸ばすようなつもりで、左の坐骨を床に安定させたまま左の指先を斜め上に遠く伸ばす。伸ばした左腕に左のお尻がつられて床から浮かないように注意する。数回ゆっくりと呼吸を続ける。 ④ 終わったらあげた腕を下ろし、反対側でも同じように行う。 腕を頭上に伸ばしてから体側を倒すストレッチよりも、座骨が床に安定してわき腹がしっかりと伸びやすくなります。 ライター/吉田加代子(ヨガ講師)
吉田加代子