米「大物GM」が視察も“ふがいない投球”…ロッテ「佐々木朗希」今オフのメジャー挑戦にくすぶる“不安要素”
孤高の雰囲気も……
また、先発投手は一度登板すると、次回登板に向けて調整するため、単独行動になりがちだ。不甲斐ないピッチングの連続、厳しめのコメント、メジャースカウトの影……24年オフのポスティングシステムによる米球界挑戦の希望が明らかになってからというもの、孤高の雰囲気も漂ってきた。 チーム関係者に佐々木の話を振ると、決まって返ってくる言葉が「知らない」である。「腫れ物に触るような」と言ったら大げさだが、昨季までとは打って変わって何も教えてくれなくなった。 「制球難に苦しんだ8日の楽天戦ですが、センターを守っていた藤原恭大(24)が攻守交替でベンチに帰ってきたとき、佐々木に『真っ直ぐが狙われていると思う。変化球を早いカウントから使ったほうが』とアドバイスしていました」(チーム関係者) チームが逆転に成功したのはその後だった。こうしたやり取りを聞く限り、チームで孤立していることはないようだ。 ただ、危険球退場となった西武戦もそうだったが、得点圏に走者を置くと、佐々木の表情は悲壮感でいっぱいになる。10代の頃は初々しく見えたが、こういうときこそ堂々としてもらいたいものだ。体力強化、調整法の見直しの前に自信を取り戻すべきだろう。 デイリー新潮編集部
新潮社