元世界王者の小国以載 12・24井上尚弥の防衛戦に「試合は何が起こるか分からないですよ」
プロボクシング元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏が26日までに自身のYouTubeチャンネル「前向き教室」を更新し、元IBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載(角海老宝石)が出演した。話題は12月24日に有明アリーナで実施されるタイトルマッチ、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とIBF、WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)の試合だ。 【写真あり】“美しすぎるラウンドガール”雪平莉左 ミニのゴルフウエア&ハイソックス姿をインスタで披露 下馬評は井上尚弥が圧倒的に優勢。細川氏は「グッドマンは(井上尚弥に対し、ボクシングスタイル的に)相性が悪いと思う。打たれ強くもないし、キツいと思う」と指摘。小国は「分からないっすよ。(グッドマンは)きれいなボクシングをするし、平均的に全部そろっているじゃないですか」と返した。これに細川氏は「でも(パンチ力、テクニック、フィジカルなどの要素が)平均的でオーソドックスなボクシングするタイプって、あんまり怖くないやん。グッドマンが何かしてきそうって、なくない?凄くいい選手だとは思うけど」。特筆事項がないだけに、モンスターにとって脅威になり得ないと語った。これに対し、小国は「分からんすよ。俺みたいに1ラウンドからワーッ!!突撃~!!っていくかもしれないですよ。(観客は)なんや!?どないしたんや?アイツあんなことやったことないのに…ってなるかも」と、まぜっかえした。細川氏は大笑いしながら「(試合後、グッドマンに)話を聞いたら“いや、左腕をケガしてて…”と言うと」。 小国は13日に行われたスーパーバンタム級8回戦でWBO世界同級9位フィリップス・ンギーチュンバ(ナミビア)に1回2分23秒、TKO負け。試合へ向けた練習中に左腕を痛めたため、生命線である左ジャブを打てない状況だった。本来のアウトボクシングではなく、アマチュア時代以来というファイタースタイルで突撃。「全然見えなかった」と振り返る左フックで計3度のダウンを奪われ、試合は終わった。 本題に戻り、グッドマンの劣勢を強調する細川氏に対し、小国は「僕はグッドマンのボクシング好きですよ。うまいなあと思う。怖さがあるかは微妙ですけど。(23年7月に井上尚弥に8回TKO負けを喫したスティーブン・)フルトンよりパンチはあると思う。フィジカル面が強いから。そのぶんフルトンはディフェンス面とか、めっちゃテクニシャンという感じですよね」と話した。ここで細川氏はフルトンの名前に反応。「なんでフルトンはあんな戦い方をしたんやろうと思う。フルトンの凄さは技術じゃん。なんで井上尚弥を迎え撃ったのかなと」と本来のスタイルとは違い、持ち味を生かせなかった作戦に改めて疑問を呈した。ここで小国は「ケガしとったんちゃいますか」。再び自身の敗戦をネタにして2人で大笑い。小国は「試合は何が起こるか、分からないですよ」と実感を込めた。