大坂なおみ、世界52位の変幻自在なプレーに翻弄されストレートで敗戦。3回戦進出ならず[全米オープン]【テニス】
大坂なおみ、世界52位に揺さぶられストレートで敗れる
現地8月29日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の大坂なおみ(フリー/世界ランク88位)は、カロリーナ・ムチョワ(チェコ/同52位)に3-6、6-7(5)のストレートで敗れ、3回戦進出とはならなかった。 【動画】大坂なおみ、リボンをあしらった白黒ウェアでセンターコートに登場&マッチハイライト 昨年7月の出産を経て、今年1月からツアーに復帰した26歳の大坂。試合間隔を空けることなく大会に出場を続け、トップ100までランキングを戻した。 2018、2020年にタイトルを獲得している全米オープン出場は2年ぶり8度目。1回戦では第10シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア/同10位)を6-3、6-2で下して、トップ10から4年7ヵ月ぶりに白星を挙げ、3年ぶりの初戦突破を果たした。 2回戦では昨年大会でベスト4に入っているムチョワと対戦。直接対決では1勝1敗で、いずれもフルセットの接戦となっている。 第1セット、大坂はスライスやコースに変化を加えてくるムチョワに対して、我慢強くストロークを放って順調にポイントを獲得していく。しかし、精度の高いサーブでリードを許さないムチョワ。第7ゲームではネットプレーを絡めた攻撃で、大坂のサービスゲームを破った。これで流れを断たれてしまうと、第9ゲームでもセカンドサーブを叩かれてムチョワがブレーク。大坂は3-6で第1セットを失った。 流れを引き寄せたい大坂。第2セット第2ゲームでは3度のピンチをしのいで、なんとか踏みとどまる。変幻自在のプレーで揺さぶるムチョワに食らいつく大坂は、第9ゲームでようやく訪れたチャンスを生かしてブレークに成功。この試合初めてリードを奪った。 しかし、直後のサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでは40-0からミスが連発。3本のセットポイントを生かせずに痛恨のブレークバックを許す。そのままもつれたタイブレークも一進一退の末に落として6-7(5)。ストレートで敗れ、3回戦進出とはならなかった。 ムチョワは、3回戦でアナスタシア・ポタポワ(同38位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部