「遮光カーテン」を購入したのに光が入る…!ホームページには「返金不可」とあるけど、どうにもならないの?
ホームページから好きな商品を選んで購入できる便利な通信販売。しかし商品が届いてから、イメージしていたものとは異なることに気づくケースも考えられます。 例えば購入した遮光カーテンから光が入って、性能に満足できない場合、返品に応じてもらえるのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。 独立行政法人 国民生活センターによると、通信販売ではクーリングオフ制度が適用されず、オーダーメードやセール品は「返金不可」と表示されていることが一般的のようです。そこで今回は、遮光カーテンの性能が明らかにおかしい場合に、返品に応じてもらえるのかについて調べてみました。
イメージと違う! カーテンの通信販売で返品は認められる?
外からの光を遮断して、部屋全体の暗さを保つ遮光カーテン。日中でも部屋の中を真っ暗にできることから、夜勤で昼の時間帯に睡眠をとる方や昼寝をしたい方などにとって便利なアイテムです。 しかし通信販売で購入した遮光カーテンがイメージとは異なり、返品・交換をしたいというケースも考えられます。 カーテンの通信販売では、良品であるにもかかわらず、注文サイズの間違い、イメージとの違いなど購入者都合の返品・交換は不可としているケースが一般的です。オーダーメードやセール品も、返品不可とする店舗が多いようです。 不良品であるなど明確な理由がない限り、カーテンの通信販売で返品が認められるケースは少ないと考えられます。
光が入る遮光カーテン!? 商品テストの結果を提示して返品が認められたケースあり
オーダーメードの遮光カーテンを購入して、性能に満足できない場合に、返品に応じてもらえるのか疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。独立行政法人国民生活センターには、遮光等級が店頭表示と異なった遮光カーテンの返品が認められたケースについての資料があります。 遮光カーテンは、一般社団法人日本インテリアファブリックス協会(NIF)が定める遮光等級に基づき、一般的に1~3級で遮光度合いが分かれていて、用途や目的に合わせて選べます。 相談者は、「遮光2級」と表示されていた小窓用の遮光カーテンを購入しましたが、曇りの日でも光が入って部屋が明るかったため、性能に疑問を抱いたようです。 そこで照度計を用いた遮光率の測定が実施されましたが、遮光率は99.6%で、遮光3級に該当することが判明しました。依頼センターがテスト結果を事業者に説明したところ、購入代金の返金と、当該品の販売中止が決定されました。