26歳の中学教師が18kgの減量でボディコンテストに挑む 生徒からも「先生きれい!カッコイイ!」の声
10月19日、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)にて『SUMMER STYLE AWARD(以下、サマスタ)関西予選&ROOKIE CHALLENGE CUP関西予選 』が開催され、吉田桃香(よしだ・ももか/26)さんがビューティーフィットネスモデル部門(※1)で2位、ルーキービキニモデル部門(※2)で3位となった。 (※1)モノキニビキニを着用したカテゴリーで、肩・ヒップ・太ももは丸みのあるアウトラインが見えることが評価されるカテゴリー (※2)ビューティーフィットネス部門と違い腹部のミッドセクションも評価対象となり、うっすらと見える縦ラインの腹筋が理想的となるカテゴリー 【写真】吉田桃香さんが18kg減量して作り上げたビキニボディ
今年からボディコンテストに出場し始めて、今大会が3戦目となる吉田さん。ボディコンテスト出場にいたった経緯をうかがった。 「身長が167cmなのですが、社会人になってから体重が68kgと今までで一番重たくなったんです。まずいと感じてダイエットをはじめました。ダイエットをしているうちに、ボディコンテストに出ている千原ゆりな(ちはら・ゆりな)さんやちゃぴさんみたいになりたい。かっこよくなりたい。と思い、コンテスト出場を目指して去年の10月からダイエットを開始して、今年の4月からは本格的にトレーニングを開始しました」 68kgあった体重はコンテスト当日には49.9kgになっていた。1年という長い期間のボディメイクを達成できた秘訣は何だったのだろうか。 「仕事は中学校の教師をしているのですが、生徒のみんなや職場の先生方が応援してくれたおかげで、辛いトレーニングや食事制限も頑張れました!」 生徒にボディコンテストに出場すると言ったときは、筋骨隆々なボディビルをイメージしたようで、かなりびっくりされたようだ。ただコンテストが近づくにつれて、身体つきが変わっていく吉田さんの姿を見て「先生きれい!カッコ良い!」と言われるようになり、応援されるようになった。 「応援しに行きたいと言ってくれたり、終わったら写真見せてと言ってくれたり、とても可愛いです!他の教員の方々も差し入れを気遣ってくれたり、毎朝大会の話をしてくれて、体調にも気を遣っていただいて、たくさんのご理解と支えをいただきました」 仕事ではなかなかトレーニングの時間を確保することや、食事管理も難しかったという。吉田さんは出勤前にジムで有酸素運動をし、仕事を終えたらすぐにジムでトレーニングをする日々だった。 「週に6回はトレーニングしていて、オフを取るのが苦手なんです。それでも練習の時間が足りなくて、下半身をしっかりと絞り切るためにドライヤーをしながらブルガリアンスクワットをしたり、階段を登るときはお尻を使うように意識したりしてました」 お昼は給食の時間だが、減量中は給食を食べることができずに、自分で用意したお弁当を毎日持参していた。 「減量食では季節の野菜を取り入れるようにしていました。ずっと同じ内容の食事では続かないタイプなので、季節の野菜を入れてアレンジすることで、食事を楽しんでいました。自分に合ったやり方でストレスなく減量食を楽しむことが大事だと思います」
「今後の目標は『誰もが憧れる身体』です。努力することを当たり前にし、みんなにパワーを与えられるような憧れの身体と存在になれるように、これからもがんばります!」 【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:柳瀬康弘 撮影:岡 暁