「べっぴんさんじゃ~」大阪・愛染娘ら宝恵かご練り歩き
「べっぴんさんじゃ~」大阪・愛染娘ら宝恵かご練り歩き THE PAGE大阪
「愛染さん」の愛称で知られ大阪三大夏祭りのひとつのひとつ「愛染まつり」が30日、大阪市天王寺区の愛染堂勝鬘院(あいぜんどう しょうまんいん)で始まった。同日午後には、同区の谷町筋を、宝恵かごに乗った愛染娘らが練り歩き、通行人らからは自然と笑みがこぼれるなど、にぎやかな雰囲気に包まれた。期間は7月2日まで。
愛染さんじゃ~、べっぴんさんじゃ~
この祭りは、天神祭、住吉祭に並ぶ大阪三大夏祭りの一つとされており、聖徳太子ゆかりの四天王寺支院である「愛染堂勝鬘院」で行われる。愛染明王を祀ることから「愛染さん」と呼ばれているという。 「愛染さん」といえば、祭りをPRする「愛染娘」。宝恵かごに乗って、あべのキューズモールから勝鬘院までの谷町筋を練り歩いた。 この時に発せられる「愛染さんじゃ~、ほぉ・えっ・かぁ~・ごっ」「べっぴんさんじゃ~、ほぉ・えっ・かぁ~・ごっ」の掛け声も名物となっており、道行く人たちも足を止め、元気な愛染娘らに手をふるなどしていた。
見物人の男性「夏が来たなあ」
「愛染さんが毎年の楽しみ」と語る大阪府貝塚市の70代の男性は「娘さんらの元気な掛け声が毎年楽しみなんで、きょうも一生懸命カメラで撮影した。夏が来たなあ」とうれしそうな表情を浮かべ、一緒に練り歩きを楽しんでいた。