小学生の息子が友達から頻繁に「お菓子」をおごってもらっていた…!この場合親が「お返し」すべきですか?
子どもとの対話の重要性
この問題に対処するうえで、親にとって重要なのは子どもとの対話です。オープンで誠実な会話を心がけましょう。対話の中では、お菓子をおごってもらっている状況や気持ちを把握し、そのうえでお金の価値や友情、感謝の気持ちなどについて教えて解決策を一緒に考える必要があります。 今回のようなことが起きた場合、単なるお菓子のやりとりと済ませず、子どもの成長にかかわる重要な機会として捉え、長期的な視点で考えてみることをおすすめします。金銭感覚の育成の機会と考えて、お小遣いの管理方法や貯金の習慣、物の価値について考える機会にするのもよいでしょう。 また、自分の気持ちを適切に表現する練習として、相手の気持ちを考える習慣をつけ、断る勇気と方法を身につけるのもよいかもしれません。 そのほか、互いに助け合うことの大切さを教えるために一方的な関係の問題点を説明したり、友情とは何かを考えたり、自分で決断するきっかけを増やす機会にもできるでしょう。
友達の親への対応はどうする?
状況によっては、友達の親とコミュニケーションを取ることも必要です。親には、おごってもらったことに対して感謝の気持ちを伝え、状況を説明し理解してもらう必要があると考えられます。 今後の対応について相談したり、必要に応じてお返しの方法を提案したりすることもあるでしょう。ただし、子ども同士の関係に過度に介入しないよう、バランスを取ることが大切です。
状況を把握し、必要に応じてお返しすることを考える。ただし子どもの友人関係への影響を配慮する必要がある
息子さんが友達から頻繁にお菓子をおごってもらっている状況が発覚した場合、親の対応は非常に大切です。発覚した場合は、単純に禁止するだけではなく、なぜそのような状況になったのか、またなぜだめなのかを子どもと話し合う機会を持ちましょう。 子どもとの対話を通じて状況を正確に把握し、必要に応じて友達の親や学校とも連携しながら、適切だと思われる対応を検討しましょう。同時に、子どもの金銭感覚や社会性を育てるよいチャンスと捉え、長期的な視点から教育するよう心がけることも大切です。 子どもが健全な友人関係を築けるように、親はお菓子のやりとりを通じて、思いやりや感謝の気持ち、コミュニケーション能力を身につけられるよう見守り、必要に応じてアドバイスしていきましょう。 親は子どもの成長を支える存在として、ときには厳しく、ときには優しく接することで、子どもの成長を促していくことが求められるといえます。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部