ドウデュースの初年度種付け料は1000万円、社台スタリオンステーションが発表
来年から種牡馬入りするドウデュース(牡5)の初年度の種付け料が24日、けい養先である社台スタリオンステーションから1000万円(受胎条件、フリーリターン特約付帯)で発表された。 【写真】馬房で青草をほおばるドウデュース 徳武場長は「ドウデュースはスピード系の血統の母にハーツクライを種付けをして生まれた、晩年の大物です。早くから始動して、スピードがあって、クラシック路線に乗って、ダービーを勝ちました。デビュー当初から総合力の高さがあって、その上で日本の馬場で大きいレースを勝つための末脚を持っているのが魅力です。コントレイル、イクイノックスとはまた少し違った、男の子っぽいタレント性が如実に出ていますし、そういうところにも期待しています。きっちり勝つ優等生が多い中で、たけだけしさというか、そんなパワーを持っていますよね。いつ見ても馬の状態はよく見えましたし、そこには陣営の努力も当然ありますが、常に馬の出来が良くて健康でした。イクイノックスと同期で比較されるでしょうし、ドウデュースは1年遅れで種牡馬入り。産駒同士の戦いでは2000~2400メートルあたりでは、激しい戦いになると思います。マイルくらいになると、ダートも含めて総合力や優位性…、適性が強い気がします。そういう意味では、楽なローテでクラシックに乗ってくれることを期待したいですね。お母さんがスピード血統ということで、体形もハーツクライの子供にしては胸前が厚くて重厚感があります。サンデー系の日本の馬を引っ張っていってくれるような1頭になってほしいですね。初年度で1000万円はなかなかいないですから。種付け料発表の前から多くの問い合わせをいただいております」とコメントした。 同馬は右前肢ハ行のため22日の有馬記念の出走を取り消し、25日に栗東トレセンを退厩した。近年では、昨年スタッドインしたイクイノックスの初年度種付け料が2000万円、ディープインパクト、コントレイルが同1200万円だった。