グレースケール、暗号資産「SUI」と「TAO」の投資信託2銘柄を提供開始
グレースケールがSUIとTAOの投資信託2銘柄を提供開始
暗号資産(仮想通貨)運用会社のグレースケール・インベストメンツ(Grayscale Investments)が、新たに2銘柄の暗号資産投資信託の提供開始を8月7日に発表した。 同社が今回提供開始したのは、分散型人工知能(AI)プロジェクトのビットテンソル(Bittensor)プロトコルのネイティブトークンであるTAOに投資する「Grayscale Bittensor Trust」と、レイヤー1ブロックチェーンのスイ(Sui)のネイティブトークンであるSUIに投資する「Grayscale Sui Trust」だ。 両銘柄は共に適格投資家および認定機関投資家向けに提供される。個人投資家は販売対象外だ。 グレースケールの製品・リサーチ責任者であるレイハネ・シャリフ-アスカリ(Rayhaneh Sharif-Askary)氏は、「ビットテンソルは分散型AIの成長の中心であり、スイはスマートコントラクトブロックチェーンを再定義すると信じている」と述べた。 グレースケールでは、単一の暗号資産に投資する信託を今回の2銘柄を含め、合計で16銘柄取り扱っている。その他にもDeFi(分散型金融)や分散型AIの複数銘柄に投資するバスケット型の製品も取り扱っている。 なおビットテンソルは分散型AI投資信託の「Grayscale Decentralized AI Fund」のポートフォリオにも組み込まれている。 またグレイスケールは、米国でも提供されているビットコインとイーサリアムの現物ETF(上場投資信託)、およびそれらの低額版のETF4銘柄も提供している。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)