【中国】上半期の国内旅行者、14%増の27億人
中国文化観光省は26日、2024年上半期(1~6月)の国内旅行者(延べ人数)が前年同期比14.3%増の27億2,500万人だったと発表した。国内旅行の需要が旺盛になり、関連消費も伸びた。 国内旅行者は都市部住民が12.3%増の20億8,700万人、農村部住民は21.5%増の6億3,800万人だった。 四半期ベースで見ると、第1四半期(1~3月)は16.7%増の14億1,900万人、第2四半期(4~6月)は11.8%増の13億600万人。 1~6月の国内観光収入は19.0%増の2兆7,300億元(約57兆8,400億円)で、伸びは1~3月の17.0%から拡大した。都市部住民は16.8%増の2兆3,100億元、農村部住民は32.6%増の4,200億元を消費した。 ■入境者のモバイル決済利用が急拡大 中国人民銀行(中央銀行)によると、中国でモバイル決済を利用した入境外国人の数は今年上半期に500万人を超えた。前年同期から5倍の規模で、外国人に対するモバイル決済の利便性向上が背景。 入境外国人によるモバイル決済額は140億元以上となり、前年同期に比べ8倍となった。 人民銀は今年に入ってから、一部の海外のモバイル決済アプリを中国で利用できるようにしたほか、中国のモバイル決済アプリと海外銀行カードとのひも付けをしやすくした。