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吉田徹

吉田徹

認証済み

同志社大学政策学部教授

報告

解説環境保護グループからすでに標的になっていたテスラ工場。衝突で数名のケガが治安当局を含め、出た模様だ。 グループは「Disrupt Tesla(テスラを邪魔しろ)」だが、その傘下には「エクサンシオン・リベリオン」といった国際的な環境保護活動団体なども存在しているから、ドイツ国内だけの問題ではない。 直接的なきっかけは、テスラ社がすでに300ヘクタールある工場の生産能力を高めようと、さらに170ヘクタールの開発を企画していることにある。どこまで抗議運動が今後組織化されるかにもよるが、もし長引けば欧州最大の生産拠点での制約は売上に陰りがみえているテスラ社にとって追い打ちとなるだろう。

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コメンテータープロフィール

専門は比較政治、欧州政治。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。日本貿易振興機構(JETRO)パリ・センター、パリ政治学院招聘教授、ニューヨーク大学客員研究員、北海道大学法学研究科教授等を得て現職。フランス国立社会科学高等研究院リサーチ・アソシエイト、シノドス国際社会動向研究所理事。著書に『アフター・リベラル』(講談社現代新書)、『ポピュリズムを考える』(ちくま新書)、『感情の政治学』(講談社メチエ)『ミッテラン社会党の転換』(法政大学出版局)、編著に『ヨーロッパ統合とフランス』(法律文化社)、『現代政治のリーダーシップ』(岩波書店) など。

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