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山崎貴裕

山崎貴裕

認証済み

気象予報士/防災士/気象解説者

報告

見解昨夜からけさにかけて、梅雨前線による雨雲は予想より南下傾向にあります。現在(6/28金午前8時時点)、線状降水帯発生予測の出ている九州北部のほかに、鹿児島県でも発達した雨雲が長時間かかる可能性があり、緊張感を一段高めた方が良いでしょう。昼ころにかけては、九州の西の海上で風の収束に伴い雨雲の湧きやすい状態が継続するため、熊本県なども急な災害の危険度の高まりに警戒が必要です。また雨雲が南下傾向のため、日中は四国や東海など太平洋側ほど雨脚が強まりやすいでしょう。こちらは線状降水帯の発生ほどの発達傾向はみられませんが、短時間の強雨がたびたび起こりそうです。

同じ記事に対する他のコメンテーターコメント

  • 松浦悠真

    気象予報士/静岡第一テレビ気象キャスター/防災士

    補足静岡県内も大雨となっています。西部では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨を観測しており、浸水や洪水…続きを読む

  • 上野高明

    気象予報士/防災士/テレビ愛知気象キャスター

    補足梅雨前線の南側や、梅雨前線上の低気圧には、より湿った空気がより流れ込みやすく、大気の状態がより不安定…続きを読む

コメンテータープロフィール

山崎貴裕

気象予報士/防災士/気象解説者

自然豊かな環境で過ごした少年時代、山に登ると太陽に近づくのに何故寒くなるのだろうと疑問に思ったことがきっかけで気象に興味を持つ。 前職は東京都庁で浸水対策などのインフラ整備業務を中心に携わる中、大雨による気象災害を経験。自然災害が市民の生活に与える大きさを痛感し、2017年に気象予報士の資格を取得。現在はNHK山口の気象キャスターを務める。 山口県は三方を海に囲まれ、地域ごと・季節ごとに天気傾向が大きく異なる。そのため地域に密着したポイント予報を心掛けるとともに、特技の折り紙を交えながら楽しく分かりやすい「折り紙付きの天気予報」を実施中。 趣味は野球・ドライブ・パズル・人狼ゲーム。

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