補足きょう27日(金)、関東・東海で大雨をもたらす主な要因は、このあと東海沖に発生するとみられる温帯低気圧と、元台風16号である熱帯低気圧の2つです。この2つが太平洋沿岸を北東方向に進む影響で荒天となるおそれがあります。関東は、温帯低気圧が近づく昼過ぎ頃と熱帯低気圧の近づく夜のはじめ頃の2回ピークがある見込みです。夕方に1度小康状態となるタイミングがありそうですが油断禁物です。 一方で西日本はこれらの影響は受けず、夏を思わせる厳しい暑さが戻ってくるでしょう。なお、熱帯低気圧に向かって北風が吹くため乾いた空気が入る予想です。そのため不快な蒸し暑さというよりもカラットした暑さとなる見込みです。
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コメンテータープロフィール
自然豊かな環境で過ごした少年時代、山に登ると太陽に近づくのに何故寒くなるのだろうと疑問に思ったことがきっかけで気象に興味を持つ。 前職は東京都庁で浸水対策などのインフラ整備業務を中心に携わる中、大雨による気象災害を経験。自然災害が市民の生活に与える大きさを痛感し、2017年に気象予報士の資格を取得。現在はNHK山口の気象キャスターを務める。 山口県は三方を海に囲まれ、地域ごと・季節ごとに天気傾向が大きく異なる。そのため地域に密着したポイント予報を心掛けるとともに、特技の折り紙を交えながら楽しく分かりやすい「折り紙付きの天気予報」を実施中。 趣味は野球・ドライブ・パズル・人狼ゲーム。
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