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山崎直子

山崎直子

認証済み

宇宙飛行士・一般社団法人SpacePortJapan代表理事

報告

解説ロケット側の原因(上段セントールの酸素リリーフバルブの不具合)で打上げ延期になりました。アトラスVロケットは多々実績があり、打上げ前の事前チェックでバルブの動作不良で延期をするケースは、他のロケットでもある事象です。 ボーイング製の新有人宇宙船スターライナーは、NASA商業乗員輸送開発(CCDev)プログラムにて、SpaceX社のクルードラゴンと共に選定されたものです。2つの有人宇宙船を開発することで、他国の宇宙船に頼らずとも冗長を確保する狙いがNASAにはあります。日本人宇宙飛行士も既にスターライナーの訓練をしています。再打ち上げでの成功を期待しています。

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コメンテータープロフィール

山崎直子

宇宙飛行士・一般社団法人SpacePortJapan代表理事

千葉県出身。東京大学大学院航空宇宙工学専攻修士課程を修了後、宇宙開発事業団(現 JAXA)へ入社。2010年スペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)組立補給ミッションSTS-131に従事。2011年にJAXAを退職。現在は、内閣府宇宙政策委員会部会委員、一般社団法人Space Port Japan代表理事、日本宇宙少年団(YAC)理事長、宙ツーリズム推進協議会理事、アースショット賞評議員などを務める。著書に『宇宙飛行士になる勉強法』(中央公論新社)、『瑠璃色の星』(世界文化社)、『夢をつなぐ』(KADOKAWA)など。

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